ボトルアクアリウムに向いている魚
アカヒレ(コッピー)
難易度:★ ヒーター:不要
もとは中国広東省の渓流に生息していた魚で寒さに強く、丈夫なため、水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュとしても用いられています。
他の熱帯魚との混泳も可能ですが、気の強い個体が他の魚を追いかけ回したり、ベタのヒレをかじってしまう、といった話も耳にするので、ケースバイケースです。
ベタ
難易度:★★ ヒーター:必要
タイのメコン川流域原産の赤や青など鮮やかな色彩が特徴的な熱帯魚。
補助呼吸器官(ラビリンス器官)を使って空気から直に酸素を取り入れることが出来ます。
また、あまり泳ぎ回らないので、他の熱帯魚に比べ、飼育するのに広いスペースを必要せず、ボトルアクアにも向いています。
ただし、体長7cm程度と個体が大きい分、フンの量も多く、それだけ水が汚れ易くなってしまうので、水質が安定しないうちはこまめな水換えを心がけましょう。
メダカ
難易度:★★★ ヒーター:不要
古くから日本に生息するメダカはビオトープなどでも広く用いられています。
水質の変化に敏感で、順応できないと1、2ヶ月で全滅、ということもよくあります。
しかし、一度水に馴染んでしまうととても丈夫で、うまくすれば繁殖もできます。
卵からかえった2世代目は完全に順応しているので、ここまでくれば、難易度は星ひとつです。
アベニー・パファー
難易度:★★★★★ ヒーター:必要
インド、スリランカ原産、体長は2~3cm程度の淡水フグ。海水でなく、普通の水で飼うことができます。
飼育自体はさほど難しくはありませんが、エサは冷凍アカムシやイトミミズなど生のエサしか食べません。
そのため水を汚し易くやすく、他の熱帯魚に比べて手間がかかります。
それでも他の魚にない独特の魅力があり、ブリーダーを引き付けてやまない、そんなアベニー・パファーです。
ヤマトヌマエビ
難易度:★★ ヒーター:必要
日本の渓流に生息する沼エビ。成長3~4cmほどになります。
タニシと同じように水槽内のコケを食べるほか、ウィローモスの新芽などを食べるので、水槽内にコケやウィローモスなど、適度に食料があればエサやりは不要です。
そうでない場合は、ビーシュリンプなどのエサを少量与えるとよいでしょう。
飼育は容易ですが夏の暑さには弱いので、その時期だけは冷却設備を備えた他の水槽に移すなどの対策をとりましょう。
レッドチェリーシュリンプ
難易度:★★★ ヒーター:必要
ミナミヌマエビの亜種で、体長は2~3cmほど。
飼い方はヤマトヌマエビととくに変わりはありませんが、丈夫さでは個体の大きいヤマトヌマエビの方が若干勝ります。
小型エビの丈夫さを比較すると、
川エビ>ヤマトヌマエビ>ミナミヌマエビ>ビーシュリンプ
といったところでしょうか。
ビーシュリンプは水質にうるさく、ボトルアクアでは無理です。
川エビは熱帯魚店ではあまり見かけませんが、釣りのエサとしても売られており、ボトルアクアで飼育している方もいます。