ボトルアクアリウムの作り方(一日目)

ビンを水で洗い、底石を3~4cmほど入れます

 ビンを水道水で軽く洗います。このとき、せっけんや洗剤などは絶対に使用しないでください。

 次に、ビンの底から3~4cmくらいの高さまで底石を入れます。
通常の熱帯魚水槽では、バクテリアと"ろ過装置"の力によって水を浄化しますが、ろ過装置を使わないボトルアクアリウムでは、水槽内のバクテリアを如何に繁殖させるかが重要になります。

 底石はバクテリアの住処になるので「少し多いかな?」と思う程度でちょうどよいです。

ビンに底石を3~4センチほど入れる

水を入れ、日当たりのよい場所に一日置きます

 今回はソイル系の底石(底土?)を使っているので、洗浄の必要はありません。
土を崩さないように静かに水を入れます。
 手でビンの側面に水を伝わらせるか、土の上にキャップなどを置いて、その上に水を当てるとよいでしょう。

 水道水にはカルキ(塩素)が含まれるため、そのままでは熱帯魚は住めません。
ビンを日当たりのよい場所に一日置いて、カルキ抜きをします。
(エアレーションを併用すれば、早くカルキを抜くことが出来ます)

※もしも、すでに別の水槽で熱帯魚を飼っている場合は、カルキを抜いた後に、その水槽の水を少し足すことでバクテリアの繁殖を早めることが出来ます。

ビンのフタの上に水を当てて、底石が舞い上がらないようにする

流木をナベで煮沸し、アク抜きをします

 流木を煮沸するとナベに色や臭いが付いてしまうので、いらなくなったナベ使いましょう。

 ナベに流木と水を入れます。水の量はできるだけ多く、少なくとも流木がすべて水に漬かるくらいが好ましいです。
30分ほど煮込むと、水がかなり褐色になりますので、水を取り替えてさらに30分ほど煮沸します。

 取り出した流木を真水に一日浸けて安定させればアク抜き完了です。

 ※流木の種類によっては、煮沸することで熱帯魚に有害な樹脂やタールが中から溶け出してしまうことがあるそうです。
(うちでは一度もありませんが・・・)
 時間に余裕があるならば、真水に数ヶ月漬けておくか、アク抜き剤を使用したほうが安全かもしれません。

流木を煮沸して三十分経過したナベ